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独立して個人事業主として働く場合、


個人事業の開業・廃業等届出書


という書類を管轄の税務署に提出する必要があります。

考える人考える人

たしか開業届を出してないと青色申告特別控除が受けれなかったり、家族に給料として支払いができなかったり、赤字の繰り越しができなかったりするんじゃったな

じゃけぇじゃけぇ

お、よく覚えてたね!そうそう、下に書いてる記事で前少し触れたよね



この記事では、私の実体験に基づいて開業届の書き方や提出までの流れを解説したいと思います。

開業届を提出するまでの流れ

提出期限

開業届は事業を開始した日から1ヵ月以内に提出する必要があります。

私の場合は、退職してから1ヵ月空けて仕事開始だったので、その間に提出は済ませておきました。

提出先

提出先は事業所等がある場所の管轄の税務署になります。

じゃけぇじゃけぇ

自宅が事務所って人は自宅を管轄する税務署になるよ

自分がどの税務署の管轄になるかどうかは以下のサイトで確認することができます
 国税局の所在地及び管轄区域

用紙の入手方法

用紙を入手する方法は2種類あります。

①国税庁のHPからPDFをダウンロードする。(PCで入力することが可能)
 [手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続

②税務署に行き、用紙をもらう。

じゃけぇじゃけぇ

手書きがめんどくさいって人はPDFにPC上で入力して印刷すればOKだね

開業届の提出方法

開業届を税務署に提出する方法は2種類あります。

①郵送で送付する。(納税地を所轄する税務署長宛)
②直接税務署の窓口で提出する。


窓口の受付が平日の8時30分から17時までなので平日に時間を取れない人は郵送で提出できますが、不備があったときに2度手間になるので直接提出することをオススメします。

提出までの流れまとめ

以上をまとめると、提出までの流れは大体3パターンくらいに分かれます。

①書き方に不安があるアナログタイプのあなた

管轄の税務署の確認
 ↓
税務署に直接行って用紙を受け取る
 ↓
その場で記入して提出
 ↓
OKと言われたら完了




②書き方に不安はあるが、手書き嫌いなあなた

国税庁のHPからPDFを開き、PC上で記入して印刷
 ↓
管轄の税務署の確認
 ↓
税務署に直接行って予め印刷しておいた用紙を提出
 ↓
OKと言われたら完了




③書き方に不安などない完璧なあなた。もしくは税務署に行く暇がないあなた

国税庁のHPからPDFを開き、PC上で記入して印刷
 ↓
管轄の税務署の確認
 ↓
郵送で税務署長宛に提出する
 ↓
不備がなければOK、不備があれば再提出して完了



じゃけぇじゃけぇ

因みに僕は①のパターンで提出したよ。これからお世話になるし税務署も確認しておきたかったからね~

開業届の書き方(画像)

開業届は以下のようなものです。

開業届


考える人考える人

うわーなんか書くとこ多くてめんどくさそうじゃのぉ、、、

じゃけぇじゃけぇ

いやー実際は書くとこは限られてて5分もあれば書けるんだよ

税務署に書き方の例が置いてありました。自宅兼事務所の人は赤文字の部分を記入すればOKです。

開業届の書き方


この中で迷うとすれば、「職業」「屋号」「事業の概要」でしょうか。

以下に私の提出した記入例を載せます。
フリーランスシステムエンジニアの人は参考にしてみてください。

開業届の書き方


「職業」はまぁ普通にシステムエンジニアとしました。

「屋号」はこのサイトのドメインもそうですが、愛着のある『フリーランス-じゃけぇ-』としました。
よくネットなどで「何の仕事か一目で分かる屋号が良い」という記述がありますが、私の場合は不特定多数に営業することなどはないので気にしませんでした。

考える人考える人

わしの場合は『フリーランス-考える人-』かのぉ

じゃけぇじゃけぇ

それはやばいね。。まぁ人のことは言えないんだけどね(笑)



「事業の概要」に(主に準委任契約での作業)と書いているのには理由があります。

この記事でも触れていますが、個人事業主は『個人事業税』という税金を払う必要があります。

ですが、「給与に近い報酬形態の仕事」対象外とされています。

フリーランスシステムエンジニアで私などの準委任契約の場合は、月○○時間~○○時間稼働で○○円という働き方なのでこれに該当すると言えるでしょう。

なので開業届の段階で「俺に事業税を払う義務はないぜ」ってアピールしているわけです(笑)

考える人考える人

5%とか馬鹿にならんもんなぁ~

所得税の青色申告承認申請書も一緒に提出する

節税面で大きな恩恵があるので、多くの人は青色申告を選択すると思いますが、

それをするために提出の必要がある書類が


所得税の青色申告承認申請書


です。

この書類も税務署に提出するものなので、一緒に提出してしまいましょう。

青色申告承認申請書の書き方は以下の記事で書いています^^
 青色申告承認申請書の書き方の例と提出までの流れを写真付きで解説!開業届と一緒に出そう!




青色申告や白色申告についてはこの記事で詳しく解説しています^^
 【要点解説】青色申告と白色申告の違いとは?個人事業主にはどちらのメリットが大きいの?


おわりに

いかがでしたでしょうか?

独立前は「開業届」はなんかすごい書類で遠い存在でしたが、いざ提出してみるとあっけなかったです(笑)

税務署で記入する時間を合わせても20分も滞在してなかったんではないでしょうか。。

まぁとは言っても念願の個人事業開業なので感慨深いものはありました^^

じゃけぇじゃけぇ

税務署に開業届を提出した日は「開業記念日」ってことで一人でこっそり祝ってるよ~




それでは!また!!

最後まで読んで頂きありがとうございます!
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