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フリーランスは会社員と違い『経費の申請』を確定申告で行う必要があります。
逆にここでいかに多くの金額を経費として申請して課税所得を下げるかというのがフリーランスの実際の収入を左右します。
たまに勘違いしている人がいますが、個人事業主の経費というのは支出に変わりないので申請したからと言ってその金額が返ってくるわけではありません。
●会社員の経費
申請したら会社が全額払ってくれる
●個人事業主の経費
あくまで自分の支出。申請することで課税所得を下げるのが目的
こんな違いがあるので勘違いされ易いのかもしれません。
さて本題ですが、よく目にする「領収書ちょうだい」という場面。
証明書類として保管するために発行してもらうのですが、私はこの作業がめんどくさくてたまりません。
レシートじゃもしもの時ダメなのか??
まぁたしかに毎回名前言って~とかめんどいの
そこで今回現役税理士の方に質問できる機会があったので、そこらへんについて聞いてきました!
読み終われば悩みもスッキリすると思います^^
レシートじゃダメなんですか?
レシートではなくてわざわざ領収書をもらう必要があるのでしょうか?
昔は皆領収書だったのですが、近年の傾向として「レシートが領収書代わりです」という店などが増えてきました。
なのでレシートでも全然証明として使えます。
ただあえて領収書を切ってもらう人は理由があったりします。
理由というと?
悪い言い方をすれば、詳細を隠蔽できるんですよね。例えば飲食だと「何人分のコースなのか」「何を注文したのか」などがレシートだと全部分かってしまいます。
なるほど。何か面倒な探りを入れられないために領収書にしておくんですね。
まぁただの慣習としてしてる人もいますが、そういう人もいるかもしれません。
ということは後ろめたい気持ちがなければ、あえて領収書をもらう必要はないということですか?
そうですね。レシートでも十分証明になります。
なんと!むしろ領収書よりレシートのほうが信頼性が高いとも聞こえる返答でした。
証明書類としては領収書が強いと思っていましたが、意外にも明細を隠すために使っている人もいるようですね。
領収書だと逆に怪しまれる?
ということは領収書だと逆に怪しまれることがあるということでしょうか?
そうですね。仮に税務調査で「これは内訳としてはどんな出費ですか?」と聞かれたときに答えられないと不利になります。
ではどうしたら良いのでしょうか?
私がオススメするのは、領収書の裏にメモ書きを残しておくことです。
「○○の目的で○○メンバーでの食事会。○○○○」といった感じで書いておくだけで自分も思い出せますし、
調査員にも「マメな人だな」という印象を与えることができます。
なるほど~。これも知らないテクニックでした。
領収書の裏面にメモ書きを残しておくことで、もしもの時に有利に進めれるようですね。
仮に税務調査があって、調査員から質問攻めにあったときに
「何も喋れない」
場合どんどん印象が悪くなり経費も否認されやすくなるようなので
自分が喋るための道具
として領収書やレシートの場合も裏面にメモ書きをのこしておくのが◎のようですね。
数年の内に領収書の保管も電子化に?
その時の税理士さんの話では、今は紙で領収書やレシートを保管しているが、世の中の電子化の流れで
数年後には領収書も電子化して保管する時代がくる
と仰っていました。
要は
領収書やレシートをもらう
写真をとる
領収書やレシートはもう不要なので捨ててもOK
といった感じですね。
領収書やレシートは7年間保存しておかないといけないので、これが電子化されるとしたらかなり楽になります。
まぁどうやって保存するのか、データのバックアップはどうするのか、等の問題はありますが…
恐らくそうなった場合、
・写真をとったら自動でクラウドに保管してくれて
・仕訳のためにテキストにもおこしてくれる
ようなサービスやアプリが開発されるとは思います。
いや~時代が進むにつれてシステム屋の仕事は増える一方ですね(‘Д’)
さいごに
領収書とレシートについてまとめました。
ポイントをまとめると
・レシートでも十分経費証明になる
・明細を隠したい場合は領収書でも
・裏面にメモ書きをするとより良い
・税務調査では詳細を答えれるようにしておく
・数年後には領収書の保管も電子化に
と言った感じでした。
いつもわざわざ「領収書ください」と言うか悩んでいましたが、後ろめたいことがなければレシートで大丈夫そうですね(笑)
因みにこの時税理士さんに、皆さん気になる「税務調査」についても詳しく聞いたのでまとめました。
それでは!また!!
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