━目次━
以前当サイトのお問い合わせからあるメールを頂きました。
要点をまとめると
このブログをみて「大阪でフリーランスになる!」と勇気をもらっている
6年半勤めていた商社を辞め、エンジニアへの転身を決意
すぐにフリーランスになるか、1.2年実務経験を積むか迷っている
ということでした。
このメールを頂いたのは2018年1月で、何通かメールでやりとりをして微力ながらアドバイス等をさせてもらいました。
その後、今(2018年8月)はどうなっているのかと気になり連絡をすると、メールでのインタビューに快諾して頂けたので、
全くの未経験からフリーランスエンジニアへの転身を決意し、挑戦している男性(以下、おっくん)の今について聞いてみました!
正直私もその行動力と展望に感銘を受けました。
きっと勇気をもらえるから是非読んでみてね~
挨拶と現状
(メールでのやりとりを読み易いように会話風にしています)
突然のご連絡失礼します。
その後フリーランスの進展はいかがでしょうか?順調にいっていると良いのですが、、
お久しぶりです、その節は、ご丁寧に業界のこと教えてくださり、本当にありがとうございました。
おかげさまで、着々とエンジニアとしての新しいキャリアを進んでおります。
順調なようで良かったです^^
この度は以下の理由でご連絡させて頂きました。
・サイトを運営していく中でフリーランスに興味あるが、1歩踏み出せない人がいることが分かった。
・おっくんのように他業種からフリーランスエンジニアに挑戦している人もいると紹介したいと思った。
確かに、フリーになることに対して抵抗や不安を感じる人は、僕の周りにも多いですね。
私でよければ、もちろん協力させて頂きます!
ありがとうございます!(ええ人やぁ~)
転職を決意した理由。なぜフリーランスか?
どうして6年半務めた商社を辞めてエンジニアに転職しようと思ったんですか?
一番は家族の存在です。
元々は、転勤や海外出張、駐在も頻繁に指示される会社に勤めていました。(6年半で8回転勤してます笑)
が、3年前に長女が生まれ、翌年次女が生まれ、ほぼ同タイミングで、義母の介護が始まりました。
それまでは24時間を自分の好きなように使えていましたが、一気に養う対象が3人に増えたことで、自分の時間が恐ろしいほどになくなっていくのをひしひしと感じましたね。
(確かにいつ今の環境がガラッと変わるか分からないもんな、、、)
同時に、「自分が病気になったらどうしよう」「嫁がぶっ倒れたらどうしよう」という不安も押し寄せたんです。
そこで、家族のために、時間とお金に困らない働き方が必要と考え、昨年転職を試みました。
結果、プログラマーという職業が、最も自由度の高い働き方ができ(在宅やリモート)、かつ、今後も安定して高収入が見込まれると判断しました。
プログラマーでスキルがあれば、最悪「片腕」しか動かなくても、自宅で仕事ができると思ったんですよね。
なるほど。環境の変化をきっかけにこれからの時代を生き抜ける最適な選択をした結果がエンジニアだったんですね。
では何故その中でも「フリーランス」という働き方に興味を持ったのですか?
最大の理由は、大企業の文化に染まれなかったからです。笑
・意味不明な社訓の読み上げ
・つまらない社内の飲み会、イベント等々
・無駄な会議。無駄な資料。無駄に残業している人を評価する風潮。
6年半、大企業に勤めていましたが、違和感しか感じませんでした。
すごい分かります(笑)私も全く同じことを思っていました。
その点フリーランスであれば、不要な付き合いやごますりをする必要はなく、シンプルに自分のスキルを評価してもらえると考えたからです。
もう1つは、自分の上司を見て、「こんな風になりたい」とは思えなかったことです。
役職がつくと責任が増える割には給料はそれほど上がらない。
良くも悪くも、5年後、10年後の自分が見えてしまうのが、会社員(特に大企業)ですよね。
(分かるわぁ~)
どちらかと言うと僕は変化を求める性格なので、
「1年後の自分がどこで何をしているかわからない」
ぐらいの状態の方が合っていると思い、これもフリーランスを目指したきっかけなのかもしれません。
さらに言うと、1つの会社に人生と収入を依存することに対する不安は強くありました。
どんなに有名な大企業でも、不景気やたった1つの不祥事で、倒産や縮小に追い込まれる時代です。
早くスキルを身につけて独立し、複数の収入源を持つ状態になる必要があるというのは、今を充実させるために必要なことですし、将来の不安を取り除くためにも必須であると考えています。
やっぱり「自分次第で自分の人生を大きく変えられる」というのがフリーランスの魅力の1つですよね。
実際に取った行動。エージェントとの話は?
では実際には辞めると決意してからどのような行動を取ったのですか?
まずは、Progateで、無料の範囲でプログラミングの学習をはじめました。
その後、プログラミングスクールを訪問して話を聞き、
最終的に、TechAcademy [テックアカデミー]
の講座を取得しました。
理由は、
1)自宅でできるので時間の都合がつけやすかったこと
2)完全オンラインで料金が格安だったこと
です。
また、退職してすぐに、開業届を提出し、フリーランスになりました。
特に深い理由はありませんが、「とにかく早く独立したい」という思いが強かったので。
まずは自己学習を始めたということですね。今は無料でもある程度の教材がネットにありますし、オンラインでも学習できるのがプログラミングの強みですよね。
その後、平行してフリーランスエージェントへ面談に行ったと思いますが、そこではどのような話をされましたか?
真っ先に登録したのが、以下の5社です。
1.レバテックフリーランス
2.【Pe-BANK】
3.ジョブリー
4.ギークスジョブ(【業界トップクラス!】フリーエンジニア向け案件なら⇒ギークスジョブ
)
5.ポテパン
ただ、やはり実務未経験だったため、どこも電話で
「実務未経験からフリーで紹介できるところはありません」と断られました。
実務未経験でいきなりエージェント経由で仕事を獲得するのはなかなか難しいということですね。。
はい。あるエージェントさんに聞いた話ですと、
そのエージェント会社のフリーランス登録者数が約200名、うち、未経験からフリーになった人が2名。
ただ、2名とも実務未経験だったため金額は足元を見られ、また、雑務のような仕事ばかりを任されていたようです。
なので、やはり1年ぐらいは実務経験を積んで、余裕を持って案件を探せるようになってからフリーとしてデビューするのが、ベストだと。
焦って未経験で挑むより1年くらいは実務経験を積むのが◎ということですね。
はい、例えばフリーになって月収50万円のステージを最速で目指す場合、これがベストの方法だと考えています。
しかし、年齢の問題(40代未経験とか)や、子育てが忙しいなどの理由で、なかなか就職が上手くいかない人もいます。
ですがそんな中でも、空き時間にクラウドソーシングなどで実績を作り、結果的に月収50万円を超えるフリーエンジニアになった人も知っています。
少し遠回りかもしれませんが、実務経験を経なくても、立派にフリーで活躍されている人もたくさんいます。
なるほど。自分のやり方次第では実務未経験からでもキャリアを築いていくことも可能、ということですね。参考になります!
今後の相談など、エージェントとの方と話した印象はどうでしたか?
印象として、営業担当の方はどこのエージェントも割と親身に話を聞いてくれましたね。
その中で、【Pe-BANK】は定期的にキャリア相談会を実施しているらしく、そこで今後の見通しなどを相談させてもらいました。
今後どのように立ち振る舞い、どの分野を強化していくか、など、
実際にフリーでやられているかたもいる座談会だったので、とてもためになりましたね。
なるほど、すぐに案件の紹介は難しくてもそういった交流や相談ができるというのがエージェントに登録しておくメリットの1つですね。
すぐに案件が獲得できなかったということで、現在はどうされているのでしょうか?
3ヶ月の勉強期間の後、派遣社員として就業、現在はipadアプリを作る会社に常駐しています。
プラス、副業としてプログラミングセミナーを開催したり、知り合いからWebサイト作成、SEO対策の受注などをもらっています。
早くもセミナー開催や個人受注をしているんですね!すごいですね!
はい、情熱だけが取り柄です!笑
今後の展望と皆さんへのメッセージ
それでは今後の展望について、いつ頃どうする予定などあれば教えて下さい。
最近は、現職の先輩とチームを組み、kaggleというデータサイエンスのコンペに参加するようになりました。
空いた時間に、Pythonや機械学習、ディープラーニングを学習しています。
将来的には、AIエンジニアを目指していますが、今はまだまだ勉強中、という感じですね。
また、フリーのエンジニアとしてしっかり実力をつけたら、今度はマーケティングを学んで、「作れる」「売れる」の二刀流(これが最強の「THE・手に職」だと思っていますw)を目指し、個人でWEBサービスを立ち上げる予定です。
最後に、同じようにこれからフリーランスエンジニアを目指す人にメッセージ等あればお願いします
正直、フリーランスが全てにおいて良いとは思っていません。
仕事をしなければ収入はゼロだし、福利厚生もなければ、社会的信用もない。
人によっては、正社員として勤める方が向いている人がいると思います。
けれど、フリーランスは実力さえ伴えば、どんどん単価は上がっていきます。
私の知り合いで、25歳で部長より多く稼いでいる人もいますし。
さらに、今後も超売り手市場が続くと言われているエンジニアの業界においては、仕事がなくなる心配はまずありません。
なので、「フリーランスに興味があるけど、なんとなく怖い」という人は、とりあえず「えいやっ」でなってみたらいいんじゃないでしょうか。
まず、大丈夫ですから。笑
また、僕のように未経験で別業種からエンジニアになる方も、もっともっと増えたらいいな、と思っています。
コツコツ毎日努力できる人なら、プログラミングを習得するのはそう難しくないと思うので。
ありがとうございました。
これを見て参考になる人も多いと思いますし、勇気をもらう人も多いことと思います。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
他業界、未経験、家族持ち、という状況からエンジニアへの転向を実現したおっくんの話でした。
聞いていて私自身も勇気をもらいましたし、実際にこうやって挑戦している人の話を聞くのって良い刺激になると思います。
インタビュー内容をまとめます。
・家族環境の変化をきっかけにエンジニアへの転向を決意
・フリーランスというワークスタイルが自分に合っていると確信
・エージェントでは実務未経験の案件はほとんどない(あってもオススメしない)
・案件紹介だけでなく交流や相談もエージェントの良さ
・オンラインでプログラミングの勉強をして準備
・派遣社員として実務経験を積みつつ、副業も実施
・フリーランスが全てにおいて良いとは思わないが、興味のある人はなってみたら案外大丈夫なもの
実際、「今更プログラミングなんて、、」とか「家族がいるからフリーランスになるのはちょっとリスクが、、」っていう話をよく聞きます。
あなたもその1人だったりしませんか?
そんな人のあと1歩を踏み出すきっかけになるのは、自分と同じ境遇で先を行ってる人の話を聞くことだったりします。
その方法は何でも良いと思います。
・ネットで探す
・交流会やセミナーで出会う
・知人に話を聞く
・エージェントに行って同じような人がいたか聞く
等々、、
行動を起こせば答えは案外簡単に手に入るもんです。
その1つになればと今回は、おっくんへのインタビューを記事にさせて頂きました。
おっくんにはお忙しい中、快く応じて頂き感謝しております。
おっくんも「子育て」や「キャリア」に関するブログをやっているようなのでもっと彼について知りたい方は是非訪問してみてください^^
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それでは!また!!
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