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個人事業主になったら会社員に比べて税金高くなるって聞いたんだけどほんま??
本当だよ。何がどう違うのか、会社員とどのくらい違うのか説明するね。
タイトルにはフリーランス(個人事業主)と書いていますが、厳密にはフリーランスと個人事業主は異なります。そのあたりはの記事に載せてます(^^)
フリーランスとは? フリーランスというのは言わば「働き方」を表す言葉です。 企業などに属さず、1個人として自分…
《個人事業主が支払う可能性のある税金は4つ》
個人事業主が支払う可能性のある税金は下記の4つです。
所得税
住民税
個人事業税
消費税
因みに会社員の場合は毎月
所得税
住民税
を所得税は源泉徴収として、住民税は基本的には特別徴収として納付しています。
ではそれぞれの税金について説明していきます。
所得税
個人事業主の税金が上がる主な理由はこの所得税にあります。
年収が同じでも会社員より個人事業主のほうが所得税が高いのは何でじゃ!
それは税金計算の対象になるのが年収ではなくて課税所得だからだよ
課税所得とは年収から経費や各種控除を差し引いた金額のことで、下記の計算式によって求めることができます。
課税所得 = (売上(年収) - 経費 - 各種控除)
会社員は経費の控除がありませんが、給与所得控除というものがあります。
この給与所得控除が半端なくて、仮に年収600万円だとすると、174万円にもなります。
個人事業主の場合は青色申告特別控除を使っても65万円なので109万円も差があります。
同じ額稼いでも個人のほうが109万も課税所得が高くなるんか!!
まぁ個人の場合はここから更に経費を控除できるからその分は安くなるけどね
個人の奴が経費で経費で、って言うのはそのためだったんじゃの、、、
そう。それが節税に繋がるからね。まぁ出費に変わりはないから使い過ぎは本末転倒なんだけど。
わし会社員だった頃、給与所得控除なんて全く知らんかったわ、、、
税金高いって文句ばっか言ってたでしょ(笑)でも知らないところでこんな恩恵を受けていたんだね。
住民税
住民税も所得税みたいに高くなるんかいの?
そうだね。何故かというと住民税は課税所得の約10%くらいだからね。
つまり課税所得が上がると所得税も住民税もあがるというわけか、、、
住民税は課税所得の一律10%なのでどれだけ稼ごうが比率が上がることはありません。
この10%の金額を所得割と呼び、実際はこれに均等割と呼ばれる4000円程度の金額を加算して算出されます。
個人事業税
名前の通り個人事業を行っている人にのみ課せられる税金です。
例えば、物品販売業やデザイン業なら5%、水産業なら4%、マッサージ業なら3%という感じで国が定めた業種によって税率が違います。
おい、こんなん個人事業主破産してしまうじゃろ!!
あ、ごめんごめん伝え忘れていたけど事業税の場合は事業主控除ってのがあって、290万を所得から控除できるんだよ。
つまり所得が290万を超えてない場合は払わんでええんか!
そういうこと。そして喜べ!準委任契約のようなエンジニアはなんと事業税の対象外なのだ!
290万の控除があるといえども稼ぎが多くなるとそこそこの額になりますからね、、、いやぁ良かった(゜゜)
消費税
え!消費税って払わんといけんのんか!!
待て待て早まるな。この消費税は売上が1000万円超えない限りは払わなくていいんだよ
あ、じゃあわしには一生関係のない話じゃの
それもそれで悲しいな、、、(笑)
この消費税を納めるかどうかの判断は前々年度の売上をみます。
なので開業から2年間は払う必要はないのですが、それを忘れて浮かれていたら3年目からガクッと収入が下がるので注意が必要です。
あと、この1000万は課税所得ではなくて売上(年収)で判断されるので気を付けましょう。
せっせと経費を集めても消費税は関係ないんか、、、
まぁ早くその1000万のラインにドキドキするくらい稼ぎたいね
おわりに
う~ん税金上がるのは大変じゃが思ったよりは大丈夫そうじゃの!
ところがどっこい。個人事業主が苦しむのは税金だけじゃないんだな
むむむ。保険、年金、、また敵が増えたな。。。
まぁ本当は味方なんだけど、高いよね、、、どのくらいかかるのかちゃんと勉強しとかないと
いかがでしたか?
個人事業主は会社員よりも払う税金が多くなるので経費にできるものはしっかり経費にしないと大変なことになります。
特に独立したばかりの時などは、ついつい領収書やレシートをもらうのを忘れてしまいがちなので気を付けましょうね。
それでは!また!
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