━目次━
今回は保険や年金が個人事業主と会社員でどう違うのかを説明するよ
因みに、保険や年金を総称して社会保険と呼びます。
個人事業主と会社員の社会保険の違い
会社員の場合は、以下4つの社会保険に加入しています。
健康保険
労災保険
雇用保険
厚生年金
対して個人事業主の場合は下記の2つになります。
健康保険
国民年金
保険の数が個人のほうが少ないの…
そうそうあとは種類とか金額も全然違うから気を付けないといけないね。
それぞれ説明していくね。
健康保険
会社員の場合は健康保険で、個人事業主の場合は国民健康保険に加入することになります。
現在はどちらも治療費の負担額は3割なので違いはないですが、それ以外の部分で大きな違いがあります。
まずは保険料、健康保険の場合は半額は会社が負担してくれてたんだけど、国民健康保険の場合は全額自分で払わないといけないんだよね。ホントにゾッとするくらい上がるよ…
半額も出してくれとったんか。それだけで月数万円支出が増えるの(TT)
そして傷病手当金の有無、会社員の健康保険の場合、何かしらの理由で働けなくなったときに最大1年6ヵ月の間、給料の約60%が支払われるんだよ。
1年6ヵ月も!しかも60%ってけっこうすごいの~
これが国民健康保険には全く無いから個人事業主の場合は、病気とかで働けなくなるとその瞬間収入が0になるんだよね。
ん~国民健康保険いけてないの!
それから健康保険の場合は年収130万円未満の扶養家族は無料で保険に入れるんだけど、国民健康保険の場合は1人増えるごとにその分払わないといけないから結婚とかするとけっこう差がすごいことになるよ
ただでさえ全額払ってるのに奥さんの分も払わんと駄目になるんか…
そうそう。個人事業主でやってく場合はここらへんは覚悟しておかないといけないね。
因みに会社員から個人事業主になる場合、最初の2年は任意継続と言って会社員時代の健康保険に加入し続けることが出来ます。
勿論会社の半額負担は無くなりますが、それでも国民健康保険よりも保険料が安いことが多いので任意継続を選択する人が多いので気を付けましょう。
年金
会社員は厚生年金、個人事業主は国民年金に加入することになるわけだけど、保険料の面で言うと個人事業主のほうが月当たり数万安くなるよ。
おお!やったぜ!
まぁただその分将来受け取れる年金が少ないっていうことだけなんだけど
なんじゃそりゃ~
そして、年金も健康保険と同じで個人事業主が加入する国民年金の場合は奥さんの年金も払わないといけないけれど、厚生年金の場合は奥さんは無料で年金を受け取れるという特権があるだなこれが
またか…そんな個人事業主を目の敵にしなくたっていいのに、、、
ははは(笑)まぁ決まりだからしょうがないよね
国民年金だけだと老後に生活するのは苦しいと言われています。
なのでそのような場合は国民年金基金を利用すると良いでしょう。
国民年金基金ってどんな制度なんじゃ?
要は国民年金の上乗せみたいな感じだよ。プラスで多く払うからその分将来の受給額も増やしてくださいね~って感じだね。
分からない将来のためにお金払うのってどうも苦手なんよの~~
まぁそうだけど、個人事業主の場合は全部自己責任だからね。有益な制度は積極的に使うべきだよ。
労災保険
労災保険は会社員のみ加入することのできる保険です。
というか、会社が従業員には強制的に加入させていると思うよ。
そんな保険に金払いたくないわ!って言ってもダメなんか?
いやいやいや。この労災保険の保険料は全額会社が負担してくれているんだよ
全額!!まじか!どんな保障内容なんじゃ??
一般的には、業務中や通勤中のケガとか病気に対してお金払いまっせ~って制度だね。
意外と知られてないのは、休業中の賃金補償もしてくれて、もし後遺障が残ったり死亡してしまっても労働者や遺族へお金が支払われるんだよ。
それが個人事業主だと何もないのか…
そういうこと。会社は知らないところでもしものときのことを考えてくれてたんだね
雇用保険
雇用保険も会社員のみ加入できる保険です。
労災保険と雇用保険を総称して労働保険と言ったりします。
まぁ会社員なら基本的に労災保険と雇用保険には加入している訳だけど、なんとこの雇用保険に関しても会社が保険料を半分以上負担してくれているんだよ
ヒャー。会社様々じゃのー
会社が一人雇うのにいかにお金がかかるかってことだよね
ほんで、雇用保険は何をしてくれるんじゃ?
良く知られているとこで言うと、失業したときに労働者の生活を守るためにお金がもらえる制度だね。
あとは定年後の再雇用で給料が減るのを考慮してお金がもらえたり、育児・介護で休業せざるを得ない場合にお金がもらえたりとか
ほんまに会社員の保険はもしものときに強いんじゃのぉ~
会社には従業員を守るっていう使命があるからね。フリーランスや個人事業主は自分で自分を守らないと!
おわりに
会社員と個人事業主の社会保険の違いについて分かっていただけたでしょうか。
もう一度要点をまとめておくと、
個人の健康保険は国民健康保険になり、保険料が跳ね上がる。
国民健康保険には傷病手当金がない。
健康保険も年金も個人の場合は家族分支払う必要がある。
年金は個人の加入する国民年金のほうが安いが、その分将来もらえる金額も少ない。
個人で年金が心配なら国民年金基金も考慮する。
労災保険は会社員のみ。会社が全額負担してくれている。
雇用保険は会社員のみ。会社が半分以上負担してくれている。
ということになります。
大切なのは、
個人事業主の場合は、自分で自分を守らないといけない
ということです。
特に結婚している人は自分にもしものことがあったときに家族が路頭に迷うことのないようにしよう
ただ私は上記のような保障の差があってもフリーランスになったほうが圧倒的に特だと思ってます。
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それでは!また!!
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